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明人の横で優馬も倒れていた
「あれ?優馬何してるの?」
憐が話しかけた
「何って、恭夜が明人に肘打ち食らわせた衝撃が、こっちにまできてぇ…倒れた…」
先ほどの「んぎゃ」は優馬の声だった
今にも泣きそうな顔と声で、みんなに訴えた
「ぼーっと立ってるお前が悪い」
「えーーーー、俺?…そんなぁ」
ションボリしながら優馬は立ち上がった
なんやかんやでその場は優馬が悪いでおさめる恭夜
さすが俺様!!
「…戸田明人…21…です」
「………」
「………」
変な間で妙な空気に
「……おわり???」
あまりの短さと突然始まって終わった事に驚いた憐と一樹が同時にツッコんだ
「名前と歳だけなら憐が言えばいいだけだろ!わざわざ自己紹介に並んだイミねーじゃん!!」
荒い鼻息を出しながら一樹が明人に近付こうとすると、恭夜が左手でおでこを押さえながら
「いいから、最後、優馬」
もの凄く不機嫌丸出しで優馬を睨んだ
優馬はヘビに睨まれたカエルのように体をビクッとさせた
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