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少し空気が重たくなってしまったが、自己紹介は続く
「次は俺か。冴木恭夜、22歳...以上。次、明人」
すごくあっさりした自己紹介
「恭夜、もう少し何かない?」
憐がちょっと不満そうに身を乗り出して言った
恭夜も身を乗り出し
「俺、結構前から知り合いだから」
と、憐とついでに一樹にも向かって言った
「そっか!」
憐は納得した
「...だからなんだよ...」
と小さく一樹がつぶやいていた
「次は明人だけど...明人?」
憐が首を傾げながら明人を見て言う
「おーい明人!明人!明人?」
憐は何回も名前を呼ぶが返事はない
どうやら立ったまま寝ているようだ
「...恭夜、起こし…」
<ドスッ!>
憐が言いきる前に何やら鈍い音がした
「んぎゃ<ドスン><ドスン>」
突然、変な声とともに明人が尻もちをついた
よく見ると、恭夜が肘打ちをしていた
「……イタイ…」
明人おめざめ
若干状況を把握できていない明人を恭夜は見下ろした
「お前の番だ。早くしろ」
明人は何も言わず立ち上がろうとすると
「イテテテテ…もー、完全にとばっちりだよー」
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