第4章 花弁のお茶会

6/40
38人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
 それは本当に良かったと思います、私の身の危険的な意味で。 ただ、野村先輩は私の両手を離してくれないし、顏も近い。 とりあえず。 「す、すみません。その……驚かせちゃったみたいで」 「ああ、いーのいーの。アタシこそごめんねー? 人見知りでさー」  人、見知り? 「知らない人がいると、こう、警戒心っていうか、戦闘力上昇すんのよー」  戦闘力って、何ですか。 「あ、嘘嘘、冗談! もう警戒してないし平常心保ってるから戦闘なんてしないしない! ま、一年の時はちょーっと喧嘩して停学とかくらった事あるけどー」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!