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それは本当に良かったと思います、私の身の危険的な意味で。
ただ、野村先輩は私の両手を離してくれないし、顏も近い。
とりあえず。
「す、すみません。その……驚かせちゃったみたいで」
「ああ、いーのいーの。アタシこそごめんねー? 人見知りでさー」
人、見知り?
「知らない人がいると、こう、警戒心っていうか、戦闘力上昇すんのよー」
戦闘力って、何ですか。
「あ、嘘嘘、冗談! もう警戒してないし平常心保ってるから戦闘なんてしないしない! ま、一年の時はちょーっと喧嘩して停学とかくらった事あるけどー」
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