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勿論、その世界にある全てが、僕の存在を知らない。
人間を、動物を、植物を、神を、この世界を......
創生したものの存在を知る者はない。
如何なる知もその疑問にたどり着かないように設定した。
そして僕は、世界への可能性を設けた。
世界意志と異なる現象、選択によってもたらされる影響、結果が新たな世界意志へと変貌する可能性を秘めた場合、新たな世界が形成され、その世界意志が俗事世界を形成していけるよう定めた。
だから今、世界と言って然るべきものは無数に生まれ、僕の予想を超えて面白いものになっている。
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