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僕は今、僕が形成した世界、そしてそこから枝分かれした世界を眺めることで、僕という個に与えられた時間を過ごしています。
僕は生命を作りました。
そして、その生命が僕の存在に気付くことが無いよう設定しました。
それが出来たからこそ、僕を作り出した存在について考えたこともありました。
でも、その答えは出なかった。
僕は、意識というものを持った時から、というより僕という存在と気がついた時から、今と同じ僕として在りました。
勿論、僕が創った世界から得たこともあります。
でもそれは、もともとの僕の知識と言い回し、ニュアンスを変えただけのものでありました。
だから僕は、僕という存在に疑問を持つことを已めました。
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