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“もう眠っておられるか。
なんと純粋無垢な寝姿か。
これが覇王か。
確かにおそれられている。
しかし、この方は強ぶっているだけのような気がしてならない。
強く振る舞わないと人がついてこないとお思いなのか。
でも、この戦国の世ではそれが生き残る術だったのか。”
美加は答えのない問いを信長公の背中に浴びせた。
美加はいろんなことを考えていたら、もう朝日が昇り始めて辺りが明るみはじめた…。
美加はうとうと眠ってしまった。緊張の糸が切れ、深い眠りに入った。
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