隠す姫

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はっと目を覚ました。 外でくすくすと笑い声が聞こえる。 上衣を着て、ふすまをあけてみる。 ここは信長公の寝室。 外に控える侍女は、信長公付きの侍女。 さくらはいない。 「おはようございます。」 と美加はおそるおそる声を発すると、一番年長の侍女が、 「姫様、もうお天道様は真上にございますよ。まあ!」
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