寝所で待つ姫

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「そうそう それに予が席をはずすとき 側室の名をよんだときのそなたの顔もよかったな。 ははは。」 「そんな…。」 「そなたは感情を殺すことを知らぬ。 南蛮育ちというものは、そういうものなのか。 この国の女たちは そなたのようにあからさまに感情をださないぞ。 ただひたすら控えめに生きておる。」
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