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「んもぉー!何で、裸なんですかっ!」
「いや、何となく・・・」
「何となく、で裸になったりしないでしょう?フツーは! 裸族じゃないんですから!」
「裸族、って・・・ボタン外しただけだし。」
ふんっ・・・こんな事なら、前みたいに背中を向けて寝ればよかった。
まさか、ツカサくんのお肌が、あんなにスベスベしてるなんて・・・
「まったく・・・ボタンなんて外すから、思わず気持ちよくてグリグリ・・・って、あっ!・・・」
「フフッ・・・サチ、気持ちよかったんだ。」
「いや・・・それは・・・その・・・//////」
「べつに、オレはよかったんだけどね。何をされても。」
「そんな・・・何もするつもりは・・・//////」
私の失言が招いた事とはいえ・・・いったい、何なのだろう? この形勢逆転っぷりは・・・
完全に、私の方が不利な感じではないか!
上体を反らせ距離をとる私に、ニヤリと笑いながら詰め寄るツカサくん。
そうこうしているうちに、彼は真っ黒いオーラを放ちながら、おもむろにパジャマを脱ぎ始めた。
「ちなみに・・・サチも裸になれば、もっと気持ちよくなれるよ。」
・・・バンッ!!!
「・・・いってぇーーー!!!」
「調子に乗るのもいいかげんにして下さいッ!」
残念な事に・・・3度目の枕パンチは、この上なく芯を貫いていた。
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