1. 初めてのデート

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「んもぉー!何で、裸なんですかっ!」 「いや、何となく・・・」 「何となく、で裸になったりしないでしょう?フツーは! 裸族じゃないんですから!」 「裸族、って・・・ボタン外しただけだし。」 ふんっ・・・こんな事なら、前みたいに背中を向けて寝ればよかった。 まさか、ツカサくんのお肌が、あんなにスベスベしてるなんて・・・ 「まったく・・・ボタンなんて外すから、思わず気持ちよくてグリグリ・・・って、あっ!・・・」 「フフッ・・・サチ、気持ちよかったんだ。」 「いや・・・それは・・・その・・・//////」 「べつに、オレはよかったんだけどね。何をされても。」 「そんな・・・何もするつもりは・・・//////」 私の失言が招いた事とはいえ・・・いったい、何なのだろう? この形勢逆転っぷりは・・・ 完全に、私の方が不利な感じではないか! 上体を反らせ距離をとる私に、ニヤリと笑いながら詰め寄るツカサくん。 そうこうしているうちに、彼は真っ黒いオーラを放ちながら、おもむろにパジャマを脱ぎ始めた。 「ちなみに・・・サチも裸になれば、もっと気持ちよくなれるよ。」 ・・・バンッ!!! 「・・・いってぇーーー!!!」 「調子に乗るのもいいかげんにして下さいッ!」 残念な事に・・・3度目の枕パンチは、この上なく芯を貫いていた。
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