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「・・・今お前さん(Tを指して)はとんでも無いモノに憑かれとる。どういういきさつでそうなったかちょっと話してみなさい。」
私達は、1週間前に起こったことをなるべく詳しくお坊さんに伝えました。
「なるほどのう・・・相手してもらえるのが嬉しかったんだろう。お前さんの方にしっかり抱きついとるね。こうなってしまってはワシの力ではどうこう出来んかもしれん。とりあえずやるだけはやってみよう。」
そこでお坊さんは電話を掛けて来ると言い残し、通された部屋から出て行った。
「店長・・・俺どうなるんですか?」
もう泣き出しそうなT。
私は何も言ってやることができませんでした。
20分くらい経ってお坊さんがお弟子さんらしき人2人を連れて戻って来ました。
「さっき言ったが、ワシの力では無理かもしれん。ただ、やれるだけの事はしよう。」
私達は広い境内へと通されました。
「お前はここから出るな。」
と、私は境内の端っこの方に座らされました。
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