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「えー、Kです。このビデオを・・ るということは、僕は・・んで しまっ・・いう・・ります。
○○(奥さんの名前)、××(娘の名 前)、 今まで本・・ありが・・・」
Kが喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けているヴーーーーーーという雑音がひどく て声が聞き取りにくい。
「僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。
僕は ズヴァアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアア アアアアアアアアアアアアア××(娘 の名前)、
お父さん死んじゃっヴァアアアアアアアアアアアアア死にたくない!死にズ ヴァアアアアアアアにたくないよおおおお
ヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアア アアアアアアアアアア、ザッ」
背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Kの台詞は明らかに撮影時と違う断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Kが喋り終わるときに暗闇の端から何かがKの腕を掴んで 引っ張っていくのがはっきりと見えた。
これを見た親族は泣き叫び、Kの奥さんはなんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、 Kの父親は俺を殴りつけた。
奥さんの弟が、K兄さんはいたずらでこういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげでその場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。
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