第1章

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あれこれ迷って結局、 何も言わずにじっとしておくことにする リョウはそれを望んでいる ......気がする 多分これは、 私に対する罪悪感から来ているのだ それでも「行く」とは言わない 「ごめん」とも言わない だから、 リョウは本当に、ずるいと思う 筋肉質な男のひとの腕が、 自分のおなかに回されている この状況を再認識して、 熱が頬に集まってくる うう......ほどいてしまいたい......
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