第1章

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教科書やノート類をリュックに入れる スマホを見る リョウからのメールは...... 来てない 嬉しさがおなかから沸き上がる 緩む頬を自覚しながら、 「じゃあね」 とゆうちゃんに手を降る 彼女は心得顔で笑った 「今日は彼氏さんのところへ行く日ですか」 早速バレた 「いつか紹介してよね。バイバイ」 もう一度手を降って、 階段を下る 「今から行くね」 とメールを送る 昇降口から出ると、 どんよりした灰色の空 急がなきゃ降られそう、 と思って足を早めた
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