第1章

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「......浴衣も着るのに」 少しの期待を込めて、 残念がる声を出す 「......」 ダメか まぁいいもんね どうせ行かないと思ってたし 喧騒や人混みが苦手そうな彼のこと、 諦めと期待とは8:2だった 私は早々に心を切り替えて、 ゆうちゃんを誘うことに決めた 友達となら気がねはないし 屋台で焼きそばとか、 りんごあめとか、 アイスとか いっぱい食べることにする もう私は、デートを断られたことを すっかり気にしていなかった
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