第5章

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現実離れした光沢のある白いタキシード。 綺麗な二重瞼、鼻筋。 笑った口元は唇の端まで完璧な曲線。 繊細な指先、服の上からでもわかる鍛えられた肩、そして長い脚。 はあっと息が漏れた。 「いい男なんだー。そんなため息つくほどなんて、一度見てみたいね」 栞は自分のため息に照れた。
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