第1章

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俺らはまだなんも経験もないガキンチョで 撮影というだけでも少し天狗になってしまう時期やった。 渋「なぁ!ちょ、あっち見に行かへん?」 横「あっちって何処や?」 渋「あっちはあっちや」 村「えぇよ。行こうや」 渋「よぉし」 村「すんません!ちょっと向こう見に行ってきます!」 スタッフ「早く戻ってきてよ?」 村「はい!行こうや!ヨコも」 横「えぇ~俺も~?」 村「はよはよ!」 渋「喉渇いたなぁ」 村「向こう販売機あるやん!」 渋「おぉ!…あ!!財布忘れた!」 村「ぇえ?!俺もロケバスにカバン置いてきたから無いで?」 渋「…‥‥」 横「…‥無い」 渋「意味ないやんけ~」 村「戻るか?」 渋「それも嫌や」 村「じゃあどないすんねん」 渋「…‥‥」 そん時やった。 .
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