第一章 僕と入学式と便意

10/10
前へ
/263ページ
次へ
"スキル" 魔法は自らの魔力の許す限り使用できるが、尽きてしまえば使えない。 しかし、スキルは各スキルの発動条件を満たせば例外を除いて何回でも使うことが可能だ。 スキルとは人が生まれながらに持っている能力(チカラ)のことでスキルは3歳になると専門の機関で鑑定を依頼し、スキルの名前を調べてもらうことができる。 スキル名を知った者は自ずと能力を把握し発動が可能になる。 一部遺伝的に受け継がれるスキルもあることがわかっているが、詳細は不明。 また、数多あるスキルの中でも、すば抜けて強力なスキル "ゴッドスキル" と呼ばれるスキル名に神話の神々の名を冠するものがある。 そして、ゴッドスキルとは対象的に一度の使用で使用者本人が死に至る危険性がある欠陥スキル 通称 "はずれスキル" 2万人に1人の割合で現れてしまうはずれスキルの保持者は度々迫害の対象となっており、発動による事故や迫害に耐え切れず自殺してしまう者が後を絶たない。 因みに、男が使ったスキル 【言霊〈コトダマ〉】は対象の名前と顔を知っていることが発動条件であり、"止まれ" や"静かにしろ"などの簡単な命令を対象に実行させること ができる。
/263ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加