6人が本棚に入れています
本棚に追加
私の名前は、大木美奈子。
物心ついた頃から両親は共働きで、3歳年下の弟が一人いる4人家族です。
私が4歳の頃まではアパート暮らしだったけれど、父親の仕事の関係で同じ県内の少し離れた市に引っ越すことになりました。
4歳からは中古の一軒家での生活がスタート。
両親は2人とも真面目に働いていましたが、共通の趣味がありました。
パチンコです。
今思えばパチンコと言ってもハマるわけではなく借金もなく本当に暇な時だけ行っていたんだと思います。
私や弟にオモチャをよく買ってくれてたし、遊園地や動物園にもよく連れて行ってくれてた。
年に何度か家族だけの旅行や近所の家族同士での旅行、両親の田舎にも連れて行ってくれてました。
貧乏でも金持ちでもない、中の下位のごくごく平凡な家庭だったと思います。
両親の共通の趣味でもあるパチンコ。
小さい頃からよく連れていかれました。
今では子供の入店は禁止されていますが、昔はOKでした。
しかも親が常連だとお店の店員も甘くなるのか子供がパチンコしてても何も言いませんでした(今じゃ有り得ませんが…)
ただ子供が打っていて出てしまうと話は別で、それは店側にとってマズいらしく、何も知らずに打っていてウッカリ大当たりしてしまった日には、店員に状況を知らされた親が飛んできて私を隣の席に追いやり大儲けしてしまうのです。
あと定期的に警察が立ち入りする日があるらしく、そんな日は大人しくどこかで(店内の)遊んでるように促されてました。
つまらなかった。
だって親は自分が打ちたいが為に子供の
私を連れて行ってただけで私には何のメリットもないのだから…
最初のコメントを投稿しよう!