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「あれさー あの先輩の彼氏が衣舞のこと可愛いって言ったからなんだって」 「うそ。なにソレ。あたし全然悪くないじゃん」 「かわいい子がいじめられる方程式なんてそんなモンよ」 「うわーなんかイロイロ思い出してきたー」 「あるでしょ。男関係特に多し。でしょー 言ってみ、言ってみ」 久しぶりの賑やかな食卓に気分が上がって、 あたしは那美に乗せられるまま多々ある残念な思い出を暴露していった。 那美はそんなあたしの残念エピソードをおかずに、 大盛りカレーを3杯も平らげた。 時刻は21時過ぎ。 強靭な胃袋と、凄まじい燃焼力を持つ 選ばれし女子のみに許された行為だと思う。
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