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「イーブーおーもーいー」 折れ足式とはいえ、それなりに厚みも大きさもあるテーブルは まあ、結構な重さがありそうだ。 それに天板が楕円形をしてるから きっとラグの上じゃなきゃ滑って足を立てるのもやり辛いだろう。 聞き捨てならない言葉は取りあえず置いておいて、 あたしはキッチンカウンターから少し離れた辺りにラグを敷いた。 「こういうのって普通、出しっぱにするもんじゃない?」 芝生みたいな色の毛がふさふさなラグマットと、 その上に置かれたナチュラルブラウンのテーブルを見やって、 きっと誰もが思う疑問を口にする。 「んー。でもさー。シュミじゃないんだよね」 「は?」 うん。もう『は?』しか出てこない。
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