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「だから! そうじゃなくて。
てか、写真ちょっと見たけど。
全然、変じゃなかったから。
ちゃんとイケメンだったから。
心配すんな!」
「え? そう?」
いじけた様子で唇を尖らせる王子の顔に
花が咲くような笑顔が零れる。
「つうか。
そんなことはどーでもいい!
てか。信号青!」
「あ」
「そんなことより
どうして自動車免許持ってることになってんの?」
どストレートに問い質すと、
王子の眉の間がきゅっと狭まった。
「イブ。日本語の使い方おかしいよ」
「おかしくない。
だってその免許証。
自動車免許持ってる事になってるじゃん。
どうしてよ」
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