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そして
視線はやっぱり更衣室へ向かってしまう。
「ねーねー。どこで知り合ったのー?」
出来れば触れないで頂きたいのですが!
っていうあたしの胸中なんか
佐々木さんががっつりツケマのついた
大きな目をお持ちだとしても
覗き込めるわけがなく。
そしてデリケートにやんわりと触れてくれることもなく。
むしろ好物を目の前にぶら下げられて、
獲物を見つけたケモノみたいに
鼻息を荒くして、今にも襲い掛かってくる勢い。
冷房が効いてるはずなのに、毛穴全開か!
ってくらい汗が噴き出してくる始末。
あーでも
へんなごまかしは後々自分の首を絞めるだけだし、
ここは開き直って正直に答えるのが正解だよなあー
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