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頭を撫でる丹吾さんの手。また髪伸びた?って言ってる。数日前の今で、明確に分かる程急に伸びるもんか
見てるよ、って言ってくれてるのかな
そっと彼の肩へ頭を乗せる
「俺に何て言われたい?凜」
「…分かんない。でも今、愛してるって言われたとしても、きっと何の証明にもならないや」
「……難しいなぁ」
丹吾さんだけだよ、こんなにすれ違う感情持て余すの
「じゃあ今度の新曲は凜の為に歌おうかな」
「なにその、恥ずかしいの…」
「嫌な子だね。俺が自分を推しても良いドラマは作れないかも知れないけど、歌なら出来そうだから言ってるのに」
「…歌って、一生残るよ?」
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