最終話 最後の恋の病

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  「ヤッター! じゃあ大地にも声かけないと……」 嬉しそうなさやかちゃんを見て、雛ちゃんはベッドに近づいた。 「さやか、そんなに大ちゃんとクリスマスを過ごせるのが嬉しいんだ?」 さやかちゃんに悪戯な笑顔を向ける。 「はぁ!?」 さやかちゃんのポカンとした顔を見て、雛ちゃんは笑いながらベッドに腰かけた。 「大ちゃんとクリスマスパーティーがしたくて、あたしまで誘ったんでしょ?」 「違うわよ! 大地はおまけよ、おまけ」 素っ気なく首を振るさやかちゃんに、雛ちゃんは素直じゃないなぁ…と、唇をとがらせる。
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