第1章

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どれくらいの時間が経っただろう…。意識が覚醒してから長い時間見知らぬ天井を見上げている気がする。皇帝に殺されたはずなのに、自分は生きている。とても不思議な感覚に見舞われるカイザーはゆっくりと上体を起こす 「どこだよ、ここ…」 窓も扉もない。まずどこからこの部屋に入れられたのか聞きたい。まあ、誰に聞けばいいのか分からないが… 「妙だな…」 頭の中に知らない知識がある。自分が聞いたことも、見たこともない記憶があるのは初めてであり、とても奇妙な感覚である 試しに知識の中にある行動を取る事にする。右手を軽く突き出して見たことも聞いたこともないはずのパネルを想像する 音もなく右手の前に縦30cm横40cmほどの長方形のパネルが浮かび上がる。パネルには 【召喚】 【合成】 【特殊能力】 【情報】 などの項目があり、それぞれが何を表しているのかが分かる 【召喚】-【DP】を消費して魔物を召喚することができる 【合成】-【魔物】【物】【DP】を消費して新たな【魔物】【物】を生み出すことができる。失敗することもある。 【特殊能力】-自身、または人物、魔物に特殊能力を付加、削除、することができる。 【情報】-様々な情報を閲覧できる
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