第1章

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ランデルク魔国は世界に存在する魔法の9割を作り出したと言われている国だ。国のトップ魔道王である【モーガン】はその全ての魔法を扱うことができ、尚且つ不死であるとまで言われている。やめよう…勝てる気がしない 最後にテンペリアル共和国だ。ここの国王は世界的にも有名で【世界一無能な王】と呼ばれている。血筋を大切にする共和国では、貴族の子は貴族、騎士の子は騎士、平民の子は平民、貧民の子は貧民になることが基本的に決まっており、並大抵の努力では上の階級に上がることは難しいとされている。その流れで国王となった【テンペリアル・デリッヒ】は特に特出する能力もなく、言ってしまえばただの人である。 一番初めに落とすならばこの国が良いとは思っている。血筋のある者を魔物も脅威によって支配するのも悪くはない。政治的軍事的介入が出来れば五大王国の均衡を破り、人間同士で戦争させることも可能だろう …しかし、テンペリアル共和国に決定するためには覚悟しなければならないことがある。共和国には国を守る騎士団はあるものの他国と比べれば劣る。それでもそれを補って余りある存在がいるのだ。それが世界に七つの家系のみがなのることを許される【世界七大貴族】が一つ【クウォール家】のクウォール・アリュートである。 ただでさえ五大王国に対する発言権を持つ世界七大貴族であり、尚且つ、世界でも数個しか発見されていない【神器】と呼ばれる神の力の宿った装備を二つ所持しているのである。ちなみに言っておくと神器一つで五大王国の均衡を破る事が可能とまで言われている程の代物である。今の停戦状態は各国が保有する神器の数が不透明となっており、それが抑止力となっているのである
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