第19章

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「今日は一段と機嫌が良いな。何かあったか?」 「ふふ…またテストで学年1位を取りました。いい子いい子してください…」 頬を赤らめて美少女にこんなことを言われたら、どんな男子でも一発で堕ちるだろう。それほどの美貌をレアンは持っているし、自分でも武器だと認識しているのだろうから恐ろしい限りだ このやり取りはいつもの事である。テストでトップを取ったら撫でてやる…まさかレアンがここまで頭が良いと思わなかった。座学全てにおいて満点。歴代の首席達の中でもダントツときたもんだ 「あとね、魔王様。これを…」 レアンは一枚の紙を魔王に手渡した 「学園内の優秀生徒の一覧になります」 「ほう…」 別に命令したわけでもないのに、自主的に情報を持ってくるとは、なかなか優秀だな。さすが、主席。先を見据えた行動…いや、魔王に褒められたいが為の行動か…
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