第19章

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やはり中々の実力者が集まっているようだな…。デロ家は魔道具を開発した家系だ。知名度で言えば、五大王国、世界七大貴族、に並ぶ家であることは間違いない そして、やはりここでも目立つのは世界七大貴族である【ギルガメス家】。弓の名家として有名で教王からの信頼も厚い。今の教国の情報はあまりないが、【ギルガメス・ユーゼフ】のステータスはアッシュによって入手できている。アリュート同等の実力とみて間違いないだろう。その弟…実力は折り紙つきだろうな そして、【デトロイ・ジーザス】…完全ノーマークだったな。共和国の人間らしいが、一般家庭だと見つけるのも一苦労だな。だが、ぜひとも我が共和国の戦力として加えたい…いや、合成の材料にしたいというのが正しいか 「ちなみに、魔王様」 右手で撫でながら、左手で用紙を持っている魔王をレアンは見上げる。その上目使いのあざとさは世の男子ならば一度は夢見た光景だろう 「【デトロイ・ジーザス】とは、私はお友達をやってあげてるの…連れてきましょうか?」 魔王の考えている悪事をレアンは瞬時に理解したのだろう。この辺の察しの良さは兄であるアッシュ同様だ 「…ふむ、俺もちょっと前魔王の力を試したいしな。ちょうどいい相手かもしれないな」
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