第19章

26/39
前へ
/1840ページ
次へ
「誰が、レパどんだ!そんな変なネームで呼ばないでくれ、ミスタージンライ!呼ぶならば、このキングから頂いた高貴なるネーム。そう…レパードと呼びたまえ」 鼻血を垂れ流しながら言葉を発するレパードに説得力の欠片もない。プライドだけは人一倍高いんだなこいつは…別に名前も俺がやったわけではない。勝手に名前が付いたんだ 「レパどんはたまに意味分からないこというよな~。おいどんには難しいんだな~」 ジンライは一歩前に踏み出すと太鼓を一度叩いて鳴らす。するとジンライの周りに浮遊する電気を帯びた球体が出現した。そして、ジンライは太鼓を連続して叩きだす。叩けば叩くほどに球体は出現し、数十個の球体が出来た 「おいどんの攻撃を受けてみるんだな~。いけ!」 ジンライの合図で電気の球体達がフワフワと宙を舞ってジーザスへと迫っていく 「…遅すぎじゃない」 それを見ていたロルルアが呟く。恐らくこの場で戦闘を見ている者の全員が思ったことだろう。球体の迫っていく速度が遅すぎるのだ。レパードの動きを見切る程の眼を持つジーザスに当たることは絶対ないと確信できる速度だ
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33983人が本棚に入れています
本棚に追加