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「誰が、レパどんだ!そんな変なネームで呼ばないでくれ、ミスタージンライ!呼ぶならば、このキングから頂いた高貴なるネーム。そう…レパードと呼びたまえ」
鼻血を垂れ流しながら言葉を発するレパードに説得力の欠片もない。プライドだけは人一倍高いんだなこいつは…別に名前も俺がやったわけではない。勝手に名前が付いたんだ
「レパどんはたまに意味分からないこというよな~。おいどんには難しいんだな~」
ジンライは一歩前に踏み出すと太鼓を一度叩いて鳴らす。するとジンライの周りに浮遊する電気を帯びた球体が出現した。そして、ジンライは太鼓を連続して叩きだす。叩けば叩くほどに球体は出現し、数十個の球体が出来た
「おいどんの攻撃を受けてみるんだな~。いけ!」
ジンライの合図で電気の球体達がフワフワと宙を舞ってジーザスへと迫っていく
「…遅すぎじゃない」
それを見ていたロルルアが呟く。恐らくこの場で戦闘を見ている者の全員が思ったことだろう。球体の迫っていく速度が遅すぎるのだ。レパードの動きを見切る程の眼を持つジーザスに当たることは絶対ないと確信できる速度だ
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