第19章

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全弾ジーザスに軽く躱されるとジーザスが一気に間合いを詰めて接近してきたではないか 「わあ~。なかなかやるんだな~【雷鳴衣】!!」 二つのバチで太鼓を強く叩くと大きな音が響き渡る。ジンライの身体の周りに電気が纏わりついて雷で出来た鎧を着ているような状態になってしまった。この状態では迂闊にジーザスと言えど手を出せないのだろう。一回足を止めた と、その時悲鳴が響き渡る 「アンビリバボオオオオオオオオおおおおおああああ」 最早高貴とは言えぬその叫び声の正体はレパードであった。ジーザスの躱した電気の球体が、攻撃を喰らってフラフラとした足取りのレパードに命中したのだ 所々毛が焦げて更に千鳥足になったレパードは煙を吐きながらその場に倒れこんでしまった。致命的なダメージを浴びたわけではないようなので大丈夫だが、ジンライの電撃の球体の攻撃力もあまり大きくはないというわけか…
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