第19章

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長い飛行時間を今ジーザスが終えようとしていた 地面に勢いよくぶつかる瞬間に身体から衝撃波を発生させると、地面が音を立てて凹み、ジーザスの勢いが弱まって着地をした。恐らく初の試みだったのだろう。動機が激しくすぐに動くことができないようだ 「はあはあ…危なかった。あの豹男と電気の奴でも精一杯だったのに…あんな強そうなのが出て来るなんて…。ていうかあれはなんだったんだ。あんな化物達見たことないぞ、レアンちゃんもグルなのか」 「貴様が知ってどうこうできることでもない」 姿、気配は無いが、声だけがジーザスの周囲から聞こえてくる。降り立った位置は共和国の城の庭。まだ敵地ではあるが、まさかあの高さから追ってくるとは思わなかったのだろう 剣を抜いて警戒を強める 幾ら集中しようとも辺りからムウの気配を感じとることが出来ない。恐怖に頭をかき乱されていく。滴る汗の量がジーザスの精神状態を表しているかの如く流れ落ちていく 「っつ?!?!!!」
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