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「僕もこの同盟に興味があるからさ。アーサー王にも許可を取ったしね、問題無いと思うけど？何か文句でも？」
「貴様…」
シグマは相当アッシュの事が嫌いらしい。アッシュを見る眼は獣のそれと変わらない、今にも飛びかかりそうな勢いである
「おいおい、いきなり仲間割れはやめとけって！…仲良く行こうぜ！」
ジンギスの一言でシグマは、アッシュから目を逸らし腕を組んで黙ってしまった。ジンギスはその優しい性格と器の大きさからギルド内では父さんと呼ばれ、人望の厚い男である。実力も相当なモノ…ステータスを見ても世界七大貴族達と遜色ない
「歓迎するよ、アッシュ殿。アリュート殿とはあまり交友は無かったが、是非クウォール家にも協力をお願いしたい」
差しのべられた手を握って握手を交わす。アーサー王にも何か思惑があるのだろうが、アッシュにも魔王より授かった使命がある…出来る限り同盟をめちゃくちゃにしろと…
(全く…魔王君も無茶を言うよ…。ってか、アレニエちゃんの作戦なんだろうけどね。確かにこの同盟を上手く使って人間同士で戦争とか起こせれば最高なんだけどね)
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