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「一番不思議なのは…不死鳥が参加をしていることじゃがのう」
ユトゥの言葉に全員の視線が不死鳥へと向く
鎧も武器の類も装備していなく、布で出来たローブを着ており、顔を半分覆い隠すようにしてスカーフを巻いている。切れ長の眼は閉じられており、髪は白く長髪…腰あたりまであるだろう
その眼がゆっくりと開かれる…瞳の色は宝石のように煌めく赤。アッシュの眼からは顔が半分しか見えていないのでステータスは分からないが、その眼は【魔眼】であることが分かる
「...私は、戦いたい。それだけだ…」
不死鳥の発言にジンギス以外の者達が驚きの声を上げて、驚きの表情を浮かべる。それもそのはずだ発せられた声は大きくはなかったが、確かに女性の声なのだから。あの皇帝とやりあって生き残ったと言われている強者が…女だとは誰も思わなかっただろう
「驚いたろ!?こいつ女なんだぜ!はっはっは!」
ジンギスはギルド評議会で一緒になることが多いから知っていたのだろう。しかし、他の者は違う。不死鳥が普段何処で何をしているのか誰も知らない…会う機会など一切ないのだ
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