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「僕はクウォール家の当主だよ？何か皆さん勘違いされているようだけど…。その話は僕ではなく、共和国の王へ言っていただきたい。それに長年付き合いのある共和国の情報を外に流すことはできないよ。色々と打ち合わせをしてこの話まで展開させたようだけど、期待には応えられ無いな…」
「帝国のすぐ隣に位置する共和国が協力をしてくれれば、帝国の暴走を止めることもできるんだぞ？協力できないのに、この同盟に加入したのか？」
シグマの当たりは相変わらずアッシュに対してキツイが、アッシュはもう慣れたようで、気にせずシグマの顔を見ることもない。この会議の代表ともいえるアーサー王の眼を見つめている
「…そうですね。我々の同盟に参加したのは【クウォール・アッシュ】であり、共和国の…ではない。無礼をお許しください」
アーサー王の考えの意図はつかめないが、頭を下げるアーサー王を無下にすることもできずに許すことにする。まず、この話し合いがシグマとユトゥによるものなのか…アーサー王が仕組んだものなのか…または、モーガンが仕掛けたのか分からないのだから、これ以上の詮索はお互いに同盟に亀裂を生む可能性がある
「...何処かで戦闘になることは必須です。その前に戦力を蓄える必要がある…この同盟に参加したメンバーを世界に公表し、我々と共に同盟を組んでくださる方々を募りましょう。皇帝相手にやり過ぎと言うことは無い」
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