第20章-調査開始-

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「緊急を要することではないんだが…何かの予兆なのかと思ってな。ギルド評議会でも調査は行っているが、有力な情報はない」 (魔物の大量発生は…魔王君のせいだったりするのかな?でも、魔王君の召喚した魔物ではないし…) この時点で魔王の存在に気づいている者はいない。魔王の事は知っていてもアーサー王によって滅ぼされたという認知程度しかない。もうお伽話にすぎないのだ… 「これにも帝国が絡んでいる可能性もなくなはないじゃろ。現に魔物と人間を掛け合わせるという恐ろしい実験まで行っておるアギトと手を組むんじゃからな…」 「まあ正規ギルドでは多くの依頼が来て、稼ぎ時だと騒いでいる一部のギルドもいるみたいだし、問題はないんだけどな」 「王国も調査に協力します」 「魔国も協力しましょう」 アーサー王、モーガンの返事に笑顔を見せたジンギスだったが、気持ちの悪い嫌な予感が過ぎっていた。現魔王のせいではないかとアッシュは思考していた。しかし、ここにいる誰もが想像をしなかったことが影で動いていたのであった
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