第20章-調査開始-

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馬車の揺れは揺りかごの中にいるような気分にさせ、カイザーの眠気を誘った ソンブルの警護はあるが、本当の事を言えば必要ない。今のカイザーの実力ならば、眠っていても気配、魔力を感じ取ることができる。もし、敵意のある者が攻め込んで来れば遅れを取る事は無い その安心感が更にカイザーの眠気を誘って、カイザーは深い深い眠りにつく 「ここは…【シケット王国】?」 良く晴れた日の空の下、牧草の上に寝そべっているカイザーは目を覚ました。まるで、今までの事が夢のように遠くに感じることが出来る…しかし、カイザーは気づいている 「こちらが、夢か…」
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