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「夢?…何か面白い夢でも見てたの?」
直ぐ横から聞きなれた声がする…
風に乗って、花のような匂いが漂ってくる
距離にして30センチもないだろう
「ああ…なんでもない。エレナ…ちょっとおかしな夢を見てしまった」
「ふふふ…カイザーは良く夢を見るよね。羨ましいな~私、全然夢見ないから」
「…夢を見るということは、眠りが浅いらしいぞ。エレナの様に深く眠れるのが羨ましいな…」
「…カイザー?なんだか、口調がいつもと違わない?大丈夫?」
「ちょっと違うか?…いやだいぶ変わったと言うべきか…こんな俺は嫌いか?」
「ううん、どんなカイザーでも、カイザーはカイザーでしょ?大好き」
ニコリと笑う綺麗な笑顔に気持ちが和らぐのを感じる反面、一瞬背筋が凍ったのを感じた
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