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記憶通りならば、テッドはもうこの世にいない
カイザーが皇帝に捕まるよりもずっと前にテッドは、親父さんの仕事の関係でリンダに引っ越した。そして…
リンダの派閥争いに巻き込まれて死んだ
「なんだよカイザー。いつものお前らしくねえな~」
「…テッド。俺は一人ではエレナを護れない…行かないでくれ」
「なんだなんだ?俺が何処かに行くわけねえだろ~」
テッドとエレナの笑顔を最期にカイザーの目の前の風景が歪む。頭の中を掻き混ぜられたかのようにクラクラとし始め、脚に力が入らなくなり、カイザーはその場に座り込んでしまった
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