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目の前に二人の姿は無い
大地が燃えている。見慣れた光景が崩れていく
シケット王国が燃えているのだ
「な?!これは?」
直ぐ傍にいた帝国の鎧を着た騎士はカイザーが見えないのか、カイザーの声が聞こえないのか、一切関心を示さない
「さあ、シケット王国最後の夜だ。貴様ら、十分に楽しめ。殺し、犯し、好き放題するがいい。どうせこの王国は今宵で消える。余の野望の為に…な…」
カイザーの耳に届いた声。体中が熱くなるのを感じると、カイザーは勢いよく。振り返る
「貴様…殺してやる」
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