第20章-調査開始-

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「うおおっ!!」 予想外の行動の連発にバンテの頭も若干のパニックとなっているのだろう。力が入らずにその場に腰から崩れ落ちるとカイザーにマウントを取られる状態となってしまった 「死ぬのは貴様だ!!」 切っ先を地面へと向けてバンテの顔へと突き刺す ザクッという骨ごと貫く音と感触がカイザーの中を駆け抜けていく。カイザーの剣はバンテの右目を貫いており、そこから大量の血が溢れだす。左目を大きく見開き、口から声にならない苦痛を発するバンテが無理やり身体を捻る 「ざけんなあああ!!」 地面へと放られたカイザーは一瞬の出来事で体が硬直するが、すぐに自分へと迫っている凍った剣を見ると咄嗟に自分の剣を振るって防ぐ 振り切った氷の剣が辺りを凍らせていく。カイザーも例外ではなく身体の所々が凍っていくのが分かる。右目を失い、激痛があるはずだが、バンテの怒りの攻撃は連撃となってカイザーに襲い掛かる
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