第20章-調査開始-

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このまま攻防が続けば先に終焉を迎えるのは確実にカイザーだろう。元々魔力が使えない状態のカイザーにプラスして凍結による身体の不自由が加わっているのだ。次第に身体の動きを取れなくなっていく 「くっくっく…がああ、痛ぇ…貴様だけは許さねえ。氷漬けにしてくれるわああ!!」 「待てよバンテ…」 カイザーでも、バンテでも、その手下でもない声が廃墟の街に響く。カイザーとバンテを隔てるようにして降り立ったひとつの影は白を基調とした綺麗な服を身に纏い、白のマントを羽織っている。 マントに刻まれた文字は 【覇】の一文字である
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