第20章-調査開始-

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「ふざけんな…お前を殺して逃げてやっ…あ…が…」 言葉の途中で撃ち抜かれたバンテの左胸には大きな風穴が空いた。弾丸のようにねじ込まれた魔力は意とも容易くバンテを葬ったのだ 数秒掛けてゆっくりと力なく地面へと仰向けで倒れたバンテは既に意識が無い 「…残念ながら君達のような利用されるだけ、利用されて捨てられる哀れな闇ギルドは星の数ほどある」 隼はバンテの死体に一言、二言声をかけると空いたままとなっていた目を閉じさせる 「で?バンテと戦っていた君は何者だい?」 隼の興味の対象はバンテからカイザーへと移ったようだ。バンテ程度ならば魔力があれば互角以上に戦えるだろうが、こいつは違う…。こいつの強さは【世界七大貴族】や【皇帝】と同じように別格 正規ギルド評議会において最高権限を持つ3ギルドの内1つ【-覇-】の幹部。これほどまでの力を有しているとは…
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