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「ん?!お主は!?」
そこまで言ってロルルアの言葉が強制的に止められる。止められたと言っても物理的にではない。殺気にも似た圧力によって止められたのだ
「駄目よ。私の正体を口に出したら…」
清らかな声、この世の三大美女に入る美しい姿…
「ロルルアよ。驚いたかね?各国、各組織には我々のスパイが潜入している…世界の動向を見つつ作戦へと向かえるのだ。まだここには帝国の皇帝、そして、我らがマスターも来ていないのだがね」
「王国と魔国による同盟にもか?」
「その通り、既に我々の仲間が潜入している。情報も筒抜けというわけだ…」
「恐ろしい集団だな…」
水面下で動いている集団だとは聞いていたが、ここまで戦力が整っていると恐ろしいの一言に尽きる。魔王軍にとっても大きな障害となるだろう…その為の潜入であり、内部からの工作がロルルアの役目でもある
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