第20章-調査開始-

54/72
前へ
/1840ページ
次へ
「ん?!お主は!?」 そこまで言ってロルルアの言葉が強制的に止められる。止められたと言っても物理的にではない。殺気にも似た圧力によって止められたのだ 「駄目よ。私の正体を口に出したら…」 清らかな声、この世の三大美女に入る美しい姿… 「ロルルアよ。驚いたかね?各国、各組織には我々のスパイが潜入している…世界の動向を見つつ作戦へと向かえるのだ。まだここには帝国の皇帝、そして、我らがマスターも来ていないのだがね」 「王国と魔国による同盟にもか?」 「その通り、既に我々の仲間が潜入している。情報も筒抜けというわけだ…」 「恐ろしい集団だな…」 水面下で動いている集団だとは聞いていたが、ここまで戦力が整っていると恐ろしいの一言に尽きる。魔王軍にとっても大きな障害となるだろう…その為の潜入であり、内部からの工作がロルルアの役目でもある
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33983人が本棚に入れています
本棚に追加