第20章-調査開始-

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「まずはメンバーの紹介でもしておこうかね…」 「ならば私から…ギルド【邪神】所属:ラゴウと申します。何度かお会いしておりますから詳しい紹介は省きましょう。ロルルア様、あなたもジェダイ様の為、命を捧げましょう」 白を基調としたクリスタル教の制服にジェダイの派閥に所属しているという証となる紋章、そして、光り輝くスキンヘッドの男がラゴウである。確か、魔法を多用すると言うよりは武闘派であり、主に素手で戦っていた気がする 「自分からジェダイの犬ですって自己紹介かヨ。まあいい、次は俺だヨ、ロルルアちゃん。ギルド【大罪】所属:ジーゼルだヨ」 背が低く、見た目も子供のジーゼルは甲高い声で発言をする。良く見ると動きもぎこちなく、カタカタと動くたびに音がする…いや、身体から音がしているのだ、人形のように継ぎ接ぎが見える 「だっはっは。うけるわーうけるわー。だっはっは。【大罪】のロンフェイルだわー」 菓子を喰い、大笑いをしている大男は、ロンフェイルと言うらしい。縦にも横にも大きい… 「我名、出雲。【大罪】」 言葉をよく聞いていないと理解できない紺色の装束に顔した半分をマフラーで覆った細身の男は出雲というらしい。髪は長く、頭の後ろで縛っている 「私は、自己紹介はいいわ。お嬢ちゃんも知っているようだし…しても意味はないでしょ」 「そうだな…まあ幹部達だ。覚えておけロルルア…」
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