第20章-調査開始-

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【出雲&ロルルア班】 「出雲の能力は、直径1cm代の蟲を操るモノなのか。身体の8割が蟲で出来ているというのにはびっくりしたが、魔力を喰らう【黒蟲】と物理的に喰らう【白蟲】を使い分ければ使い勝手のいい能力だな」 「我、【蟲師】」 犯罪者Zランク:出雲。【蟲師】と呼ばれる特殊な能力を持った者。身体の8割が蟲で構成されており、臓器などの主要器官のみが元々あった出雲の身体である。【魔喰黒蟲】と【体喰白蟲】がいる。【死の蟲師】の異名を持つ彼は、訪れた街を音もなく、蟲達で消すことで恐れられている 「しかし、さすがはダレインの支部…結構な数の猛者達がいるぞ。本当に一人でいいのか?」 「ロルルア、待。我、行」 ふわりと出雲の身体が宙に浮くと、支部の警備兵が立っている扉の眼に降り立った 警備をしていた者達が一斉に出雲の方へと向くと各々武器を構えて魔力を練り、いつでも攻撃できる準備をする。一瞬のうちに身構える辺り、やはりそれだけの実力者達ということだろう 「何者だ、止まれ!!今ならまだ危害は加えない。手を上げてその場に座れ!」
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