第20章-調査開始-

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「なんだ子連れかよ。男身一つで育てんのかい!泣かせるねえ」 何を勘違いしたのか、デカ物はロルルアを出雲の子供と認識したようだ。しかし、どうでもいいことだが、話す声の大きさが大きすぎる。近くにいたら頭が痛くなりそうな程大きい 「【蠢轟蟲】」 出雲が右腕と左腕を蟲に変えて攻撃を放つ。先程、警備兵たちを葬った技だ 「オラオラ!自己紹介もさせてくれねえのかよ!Zランクの犯罪者はよお!!」 出雲の正体はばれていた。Zランク級となれば全国的に知られているわけだし、当たり前のことなのだが、それを知っても戦いを挑んでくるとは大したものである。Zランク一人で、Sランク以上の正規ギルドと互角の力を持っているのだ。普通なら逃げ出す ちなみにギルドSランク以上は正規ギルドの内8ギルドしか存在していない。数千と存在する正規ギルドの中で8ギルドというのだから、Sランク以上の凄さが分かるだろう 「甘え!オラア!!」 大剣が蟲達へと振り降ろされると通過した剣の軌道上で蟲達が斬り裂かれる。風属性の魔力の乗った魔法剣である事が分かる
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