第20章-調査開始-

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出雲の雰囲気が一気に豹変したが、男は焦る様子もない。身体の周りの風を強めて蟲達を惨殺していく 「戻」 出雲の命令で蟲達は一斉に攻撃をやめて出雲の元へと戻ってきた。殺された蟲の分、身体が欠けているがすぐに修復が行われていく 「【粘液鎧】」 身体が完全に元の状態に戻ると出雲の体中から液体が出て来る。赤黒い液体は血を思わせるが、血ではないだろう。その証拠に異常なまでの粘り気がある 数秒もすると粘液の鎧を着ているような状態の出雲が出来上がった 超圧縮された魔力が液状化して固められている。ちょっとやそっとの攻撃、魔法では傷一つ付けることはできないだろうとロルルアは考察する 「面白くなってきたなあ!犯罪者オラァ!!…俺も名乗ってやるぜ!俺の名は…ウオッ!!」 男の顔面を硬質化した粘液の塊が通過した
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