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ボスの振り降ろしたクレイモアがポーレライの肩へと直撃した
直撃したクレイモアは、その切れ味を発揮することなく、岩でも叩いたかのように大きな音と共に弾かれてしまった
「悪いな…この体の痣は【闇の刻印】。その程度の攻撃では突破不可だぜ！」
体中に発生していた痣はポーレライの肩へと集中している。どうやら【闇の刻印】と呼ばれている痣を移動させることで、痣のある位置の硬度をあげているようだ。その硬度は並大抵の攻撃では通用しない
驚くボスのグレンデルにポーレライが一歩踏み出して、掴まれた槍を押し込んでいく。【闇の刻印】は槍を持つ手へと移動しており、その腕力が増強された事が分かる。徐々に刺しこまれていく槍の切っ先はグレンデルのボスの腹部を貫き始める
その傷から滴る血は初めこそ赤かったが、次第に黒くなり、べっとりとした固形のようになる
そして、その変色はグレンデルのボスの身体も侵食し始め、ボロボロになったボスは地面へと倒れ絶命した
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