33981人が本棚に入れています
本棚に追加
「…この森は広すぎるのだよ。キングの言っていた【封印地】があると予測されたが、これでは調査もなかなか進まないのだよ」
「この森には無いと言う線もありえるでござるからな…王国の【封印地】を知っている可能性があるのは、七種族の一つ【獅子人族】でござる。世界七大貴族にも数えられる種族でござるから仲良くはなれそうにないでござるな」
前魔王の力が封印されている【封印地】の探索。それが今回ドゥキエルに与えられた任務であり、そして自ら名乗り出た使命でもある。共和国の封印地を解放したことで新たなる力を手にした…あれだけの力を一気に手にすることができる。ハイリアとアレニエの見解では、五大王国にそれぞれ封印地があり、残り4つあるとのことだ
「見つけるまでは。帰るわけには。いかない。わずかな。可能性でも。ある以上は。探さねばならん。それが魔王殿の。野望に繋がる。」
ドゥキエルは薄々勘付いていた。封印地はこの山の中にあるということに…妙な魔力を感じるているのだ。魔物でも魔族でも人間でもない…言い表すことが出来ない魔力。しかし、わずかな予感でしかない為、他の者に報告はしない
「ダーリンの為なら頑張らなきゃね~ん。あ~でもダーリンに会いたいわ~」
「だからミーにくっつかないでくれないか…毎度毎度、肌が触れるたびに鳥肌が立って仕方ないのだよ…」
「レパード殿、我慢でござるよ」
最初のコメントを投稿しよう!