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「なかなかやるじゃねえか…獣人間…」
右肩から血を流し、肩で息をする団員を前にレパードの表情は涼しい
「ユーは、口ほどにもない。ただの人間だったのだよ…全く、ミーが相手にする必要などないのだよ」
状況はレパード圧倒的に優勢。素早い動きと剣撃で敵を翻弄している。と言っても相手の団員の実力はブラックヘルムに毛が生えた程度。大したことはなかった
(ふむ、やはりあちらの【千里眼】とやらを持っている男の方が強かったのか...ミスタースザクの実力は知っているが、心配だ。すぐに向かうとするのだよ)
男に向き直ってレパードは剣を構える
「ユーは和平聖騎士団・第3番隊・副隊長・マゴリス…と言ったかな?ユーと遊んでいる時間は一切ないのだよ」
「おいおい…俺はまだ死んでねえぞ!!!」
マゴリスは怒りの表情で地面を蹴って剣を振りかぶる。しかし、速さのステータスで圧倒的アドバンテージを持つレパードには通用しない
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